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気になる「インプラント」を詳しく知りたい!

こんにちは。奈良市の歯医者【富雄すずき歯科】です。

歯の治療でよく耳にする「インプラント」という言葉。
これは、歯を失ってしまった部分に人工の歯を入れる義歯のことです。

これまでは歯を失ったときの治療として、「入れ歯」と「ブリッジ」がありました。
ここに「インプラント」という選択肢が加わり、画期的な治療だと人気が高まっています。


「第二の永久歯」ともいわれるインプラント

インプラントは1965年に初めてスウェーデンで治療が行われ、日本では1983年から治療が始まりました。

インプラントは、歯を失った部分の顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を被せます。
天然の歯と同じように、ほかの歯の支えを必要とせずに独立していることから、「第二の永久歯」ともいわれています。

基本的には、人工歯根(インプラント体)、アバットメント、人工歯(上部構造)という3つの部品で構成されている義歯です。
人工歯根は、人体になじみやすいチタン合金で作られています。
アバットメントは人工歯根と人工歯をつなぐ役割を担い、チタンやジルコニアなどの素材でできています。
人工歯は自然な白さのセラミック素材で作られることが多く、ご希望によってレジンや金合金で作ることもあります。


治療の流れ

インプラント治療を行うには、人工歯根を支えられるだけの顎の骨の厚みや量が必要です。
事前にインプラント治療が行えるかを精密に検査します。

それからカウンセリングを丁寧に行い、治療内容や費用、期間などを確認します。
同意をいただいてから、治療を開始します。

まずは、人工歯根を埋め込む手術を行います。
埋め込んだら人工歯根が骨と結合して安定するまで待ちます。
次に、アバットメントを取り付ける手術を行います。術後、落ち着いたら歯型を取って人工歯を製作します。
できあがった人工歯を装着したら、治療完了です。

インプラント治療はここで終わりますが、その後は定期的なメンテナンスが必要です。
通常の歯周病と同じような「インプラント周囲炎」になりやすく、症状が悪化するとせっかく入れたインプラントが抜け落ちてしまうことになりかねません。

そうならないためにも、メンテナンスを続けてお口の健康な状態を保ちましょう。

奈良市・富雄駅から徒歩8分の【富雄すずき歯科】では、インプラントについてご相談を承っています。
インプラントを受けてみたい、わからないことがある、自分はインプラント治療を受けられるか、など気になることがあればなんでもお気軽にご相談ください。